エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY


アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズの世界を下敷きに舞台を現代のアメリカNYに置き換えたドラマです。

またホームズの相棒ワトソンが初の女性へと変更される等、ニーズに合わせた変更がされています(賛否が分かれる所かもしれません)。


シャーロック・ホームズというと長らく英国紳士的な描き方がされてきましたが、実は原作ではかなりの変人で破天荒な人物で描写されているのです。

最近では映画「シャーロック・ホームズ」で原作に近い変人設定がされる等、その扱われ方が変わってきている様です。


このエレメンタリーでもかなりの変人設定にされていて、それがドラマに程よいスパイスを与えてくれます。

一応ジャンルとしてはミステリードラマに当たりますが、そこまで唸る様なトリック等は無く、どちらかというとドラッグに溺れどん底まで落ちた天才ホームズの人間的な成長や快気とそれを支えるワトソンとの友情とも言えない運命的な関係等のヒューマンドラマの向きが強い作品です。


またワトソンが女性に変更されたことにより、変人奇人、ドラッグ漬けからの再生を図るホームズを包み込む母性溢れる人柄が際立ちます。


ちょっと疲れている時にも小気味良く安心して見られるオススメドラマです。